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i.m.aの爪の削り方

 とても難しい問題です。人それぞれ爪の形も強さも違いますので、自分に合った形と削り方をそれぞれ研究する必要があります。ここでは私の場合どうしているかをお教えしましょう。参考にして下さい。
 弦にタッチしてから発音するまでを順を追って見ていけば、指先ぎりぎりに触れた弦が爪を経て振動するという事です。あまり深いタッチは発音を遅らせますし鈍くします。また、爪だけのタッチはノイズを発生させますし細く鋭い音色の元になってしまします。ほんの一瞬、指先の肉に触れ瞬間的に爪を抜けるというタッチが理想だと思います。もちろん、出てきた音で決まることではありますが。軽く曲げた指で振り抜くためには指先から爪の先端までどこにも引っ掛かりがあってはなりません。そのための私の場合の削り方を説明します。
 まず、机の上に置いた紙やすり(1000番程度)の上にi.m.aを置きます。この時、指先の先端と爪の先端が同時に紙やすりの上に乗るようにして下さい。力は抜いておきます。3本の指に均等な力が加わるように注意しながら、紙やすりの奥から手前に手を動かします。移動距離で1cm程度。あまり大きく動かすと削り過ぎてしまいます。軽く撫でる感じ。これは何をしているかというと、爪の長さを揃えているのです。次に、爪の手入れ用の専用のヤスリ(金属)か、硬めのマッチ箱様のものにあてがった紙やすり(これも1000番程度)で、指先から見た爪のラインを真っ直ぐにします。とはいっても爪にはアールがありますので完全に直線になることはありません。出来るだけということです。先ほど削った爪の先端を基準として指から爪が離れる両端までをフラットにします。やすりの平面に対して、指先から出ている爪の部分が全て接触するように整えて下さい。その時、親指側から見た爪は指先との接点から頂点まで真っ直ぐになっていると思います。

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