p-essay-title.jpg


to painting menu
ジョン・ウェイン

 身長180cm弱、体重..はよくわかりませんが、大柄で白髪混じりのもみ上げを伸ばしたアラン・ドロンばりの色男が、突然猫なで声になるときがあるんです。そう、チータを呼ぶ時、遊ぶ時。どうかしちまったのかと心配になるほどです。先生にとって、チータは決してペットではなかったなと思っています。一番の友人?いや、まるで我が子のようでしたね。
 先生の一番好きな俳優はジョン・ウェイン。木訥で、強くて、逞しくて。彼は少し足を引きずるような歩き方をしますが、おかしいんです、先生も後ろから見てると同じような歩き方をする。憧れてたんですね。絵で求めていたことと同じなんですよ、強靭さへのあこがれ。飼い始めた犬がセントバーナードだったのも同じことでしょう。大きくて、強くて、優しい。よく言ってました、こいつ(チータ)と居ると、ここが突然アフリカの草原になったような気がする。ライオンと一緒にいるような気がするんだって。先生を現実のしがらみから解放してくれる重要な存在だったんでしょうね。

inserted by FC2 system