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チータからの手紙

 それからしばらくして、私の手元に1通の手紙が舞い込みました。中には小さな紙片が入っていて、こう書かれてありました。

 ながいあいだ、ぼくとあそんでくれてありがとう。   チータ

 涙が止めどなく溢れました。優しかったチータの顔が浮び、優しすぎる先生の心づかいを思い、片肺を失ったような先生の無念さと落胆に胸が締めつけられるような思いでした。今はまた、遠い空の彼方で同志として、もう誰にも引き離されることもなく旅を続けていると思います。それを思えば、唐突に師を失った私の悲しみも癒されます。

 チータ、先生をよろしくね。頼んだよ。


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