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油絵具の粘りについて

 油絵を描いてみたいという初心者がまず戸惑うのが、油絵具の強い粘りです。小学校中学校と水彩を描かされ続けていますから、水で溶いた水彩絵具のサラサラの感触を身体が覚えてしまっています。それで、初めて油絵の具を扱うと、その抵抗感、筆運びの重たさに戸惑い、どうしようもなくなってグニョグニョと泥遊び状態になってしまうのです。
 特に、絵の具を溶くための油の扱いになれていない時はチューブから出した絵の具をそのままキャンバスの上に乗せてしまうので、思うように筆が動かせません。溶き油の働きはただ筆の伸びをよくすることだけではなくもっと重要な意味があるのですが、とりあえずはパレットの上で絵の具に少しずつ溶き油を混ぜていって適度な柔らかさにしてみて下さい。これだけでも軽く筆を動かすことが出来るようになるはずです。


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